サンパウロからのお便り   中村 茂先生のホームページ

ドキュメンタリー「銀髪の虎〜ひながた求める第二の人生〜」

神人和楽

 ドキュメンタリー「銀髪の虎〜ひながた求める第二の人生〜」 中村 茂
 昨年12月、シンバさんこと渕和分教会の山崎城之前会長さんと山崎栄慈現会長さんとがサンパウロにお見えになりました。その前に4月の誕生祭参拝のため、私たちが帰国した折にご本部の神殿前のシンバの松と称されている山崎グループの集合所でお会いしたとき、今度ブラジルにおいで頂き、私のサンパウロでのにおいがけの現場のドキュメンタリーの作成くださいとお願いしました。シンバさん父子は早速これに応えて遠路(これ以上の遠路はないと思います)サンパウロにやってこられました。山崎さんご一行をサンパウロ空港に迎えたときの感激は今でも忘れられません。それから5日間、サンパウロの数多くの地点と、果てはリオにまで飛び精力的に撮影されました。中でも印象に残るのはパウリスタ連邦立医大付属のサンパウロ病院からの帰路、路上で栄慈会長さんが持つビデオカメラの引ったくりに出会ったときのことです。シンバさん父子と私たち夫婦との4人でした。一番後ろを歩く栄慈さんの「ヘイ!」という声に私たちが振り向きました。若い男たちがカメラに手をかけ奪おうとしているのです。私は引き返しカメラを受け取り逃げ去りました。シンバさんが空手の構えで威嚇したところ、彼らはその迫力に圧されて後追いはできませんでした。かくしてカメラは無事であり、撮影も無事に終了したのでありました。帰国後、シンバさんご子息3人を中心とした、一家総がかりのご努力で、今年の10月このビデオが完成しました。タイトルはいくつかの候補を頂きましたところ、「銀髪の虎」を選びました。サブタイトルは「第二の人生にひながたを求めて」を選びました。10月25日、ご本部の秋季大祭の前夜に、シンバさんのお世話どりにより、第3回「トークイン海外布教」が高安大教会詰所で催され、「銀髪の虎」の初の公開上映が行われました。大スクリーンでみるビデオは感激でした。シンバさん、栄慈会長様、本当に有難うございました。

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 10月おぢば帰りのおり、山崎先生の上級教会の泉東分教会の秋季大祭を参拝させて戴いた。泉東の先代会長様は伝説的な大布教者の村上領一先生である。その泉東様より駆け出しの私がにおいがけについての講演を依頼されたのである。勿論山崎先生が間に立たれたものである。清水の舞台より飛び降りる気持ちで勤めさせて戴いたが、誠に汗顔の至りであった。しかし、祭典後、現会長ご夫妻より私と妻とが別間に招かれ親しくご接待を受けた。本当に私たち一代の感激であった。たまたま12月はブラジル天理新聞のコラム「神人和楽」の執筆者に当たっていたので、以下のような一文を掲載していただいた。ご一読戴けたら幸せである。

「10月にご本部の大祭参拝のため日本に帰らせていただいたが、たまたま機会を頂いて、堺市の伝統あるお教会の大祭を妻とともに参拝させていただいた。先代会長様はお道の中でもにおいがけの第一人者といわれた村上領一先生で、そのご著書の「これからこれが仕事や」は多くの方々に愛読されたが、最近これが再版されてまた人気急上昇中である。祭典終了後、別間で現会長様ご夫妻よりお話を聞かせていただく機会をえた。和泉国の素封家であられた初代会長様は坐骨神経痛に悩んでいたところ、教祖からお助けいただき入信された。そして「人を助けることが一番の恩返し」との教祖のお言葉を守り、家業は雇い人達に任せてお助けに専心されたそうである。ある時、教祖は初代様に、「幻を見せてやろう。」と仰せになり、赤衣の袖の内側をのぞかせ、いきいきと生育した村上家の煙草畑をみせて下さったという、教祖伝逸話編にもあるお話も承った。温容あふれる現会長様からこのお話を聞かせていただいていると、私もその不思議な現場に居合わせているような気持ちにさせられた。ご父君であられる三代会長の村上領一先生のお話もお聞きした。先生は若い頃不眠症に悩まれたそうである。そこで村上家の資産は人々に夜も眠れないような苦労をかけて築いたものと悟り、教会の境内地と神饌用の畑を残し、他一切を納消されたそうである。それから後、先生はにおいがけに爆発的なファイトが沸くようになったと言われている。また、村上領一先生はご子息の現会長様をご自身で立派な用木に育て上げることを定め、常ににおいがけお助けに同伴されたそうである。時あたかも教祖百二十年祭を迎えるに当たっての仕切りの時旬にあたり、においがけの家元ともされるお教会に参拝させていただき、お道の素晴らしい先人の香りに触れることができ、私達夫婦ただただありがたく、まさに感動の一日であった。」

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